【結論】廃墟≧廃屋
廃墟は、荒れた建物全般のことを指し、廃屋は荒れた建物の中で家屋のことのみを指す。

廃墟の中に、廃屋も含まれるということですね。建物の中に家屋か含まれるのと同様に。
さらに、廃墟の場合は建物1つのみでなく、複数の建物群やその周りも含めたエリアを指すして使うことも出来ます。
※本記事の引用は全て、goo辞書(小学館 デジタル大辞泉)より辞書より
『廃墟』『廃屋』の意味
『廃墟』とは建物・市街などの、荒れはてた跡。「—と化した街」『廃屋』とは住む人がないままに、荒れはてた家屋。廃家 (はいか) 。
分解してみる
『墟』
①あと。荒れはてたところ。「墟落」「廃墟」
②大きなおか。
という意味。続いて、
『廃れる』
とは、
1 使われなくなる。行われなくなる。通用しなくなる。すたる。「流行語は—・れるのも早い」「義理人情が—・れる」
2 盛んだったものが衰える。すたる。「町が—・れる」「商売が—・れる」
よって、廃墟は、「使われなくなって、荒れた跡」ということですね。ちなみに、
『屋』
①いえ。すまい。「屋舎」「家屋」「社屋」
②やね。「屋上」「屋溜(オクリュウ)」 ③職業や商店の名につける語。や。「屋号」となる。
廃屋って普段あまり聞かない
廃墟巡り、廃墟マニアみたいに廃墟という言葉が一般的になりつつありますが、廃屋という言葉は、少し硬い、役所や専門家などの間でしか使われないイメージがあります。検索ボリュームでも、廃墟の方が圧倒的に多いですね。「廃屋で撮影したい、廃屋のロケ地を探してる」という場合でも、廃屋という言葉があまり一般的に流通していないので、探す時もどうしても廃墟で探してしまうんですよね。廃屋で探す方が本来は早いはずなのに。
私がロケ地として扱っている3件はいづれも『廃屋』のみで、今後も基本的に廃屋以外の物件を増やすことは無いと思います。その理由は単純で、
「撮影出来る、丁度良い廃屋が世に少ない」
からです。
廃店舗、廃ホテル、廃校、廃体育館、廃プールなどは都心にもあったりしますが、廃屋はかなり少なく、日本家屋の廃屋はさらに少ない。昭和アパート風のものや昭和くらいの一軒家は少しあっても、古民家の廃屋はさらにさらに少ないレア物件となっています。
ほっこり堂は、日本家屋、廃屋の古民家で、味があるロケ地を今後も開拓していきます。